あやとりは指先の運動に加え、あらゆる面から脳の成長を促す脳トレとして
注目を集めています。
脳を老化させない秘訣は、両手を動かすこと
脳は訓練することで、年齢に関係なくどんどん成長します。
指先の運動は脳のトレーニングになると一般的にいわれていますが、
特にあやとりは、あらゆる面から脳へ大きな影響を与えてくれます。
あやとりのいいところは、両手を同時に動かすことです。
右手だけを動かしていると左脳のみが刺激され、脳の成長が偏りが
生じます。
しかし、あやとりは両手を同時に使うため、左右の脳をつないでいる
「脳梁」が刺激され、左脳も右脳も同時に訓練させることができます。
これは脳を老化させない秘訣となります。
高齢者にとっては、ひもの取り方を思い出すという行為もとてもいいことです。
「方法や手段を思い出す」ことが脳への刺激になります。
思い出せるか不安な方もいると思いますが、一度経験したことはからだが
覚えているものです。
当サイトからいくつか作れば、すぐに思い出すことでしょう。
基本の「脳番地」をすべて刺激する

あやとりは「脳番地」のあらゆる場所を刺激します。
「脳番地」とは神経細胞の集まりのことで、
「思考系脳番地」「伝達系脳番地」「運動系脳番地」
「聴覚系脳番地」「視覚系脳番地」「理解系脳番地」
「記憶系脳番地」「感情系脳番地」
の8つの基本に構成されます。
これをもとに考えると、あやとりが脳番地へ与える影響は
○両手を同時に動かす
➡「運動系脳番地」を刺激
○ひもを取る順序を覚える
➡「記憶系脳番地」を刺激
○ひもが作る形を立体的にとらえる
➡「視覚系脳番地」を刺激
○ひもがどの指にどのようにかかっているか理解する
➡「理解系脳番地」を刺激
さらにふたりであやとりをおこなうと以下の脳番地も刺激することができます
○コミュニケーションをとる
➡「伝達系脳番地」を刺激
○相手が話していることを聞く
➡「聴覚系脳番地」を刺激
○相手がとるまでひもを動かさないように集中する
➡「思考系脳番地」を刺激
○ふたりで笑いながら楽しくおこなう
➡「感情系脳番地」を刺激
以上のように、あやとりは8つの脳番地を鍛えることができるため、優れた脳のトレーニングといえます。
覚えるまでの過程を楽しむことが脳のトレーニングにつながる
ただ単にあやとりを完成させるだけでなく、
どのように完成させるかを楽しむことが、高度な脳のトレーニングになります。
「完成までの時間を短縮させるためにはどうしたらいいか」など、
新しいことを考えたり、学習したりすることが脳の成長には欠かせません。
最終的には、目をつぶってひもが見えない状態で完成できるようになるといいでしょう。
目をつぶるとひもを確認できないので、位置を記憶していないと完成できません。
そうなると、「形を思い出してひもの位置を理解し、集中して指を動かす」ことが
必要です。一度にあらゆる脳番地が刺激されるので、手順を見て完成させたら、
ぜひ目をつぶって挑戦してみてください。
脳の成長がどんどん促されますよ!